ジェントルかっぱのブログ

読書、映画、美術鑑賞

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【美術鑑賞】 『ゴッホとゴーギャン展』 東京都美術館

ゴッホとゴーギャン展 上野公園はイチョウの木の葉っぱが燃えるように色づいていて、まるで黄色い花が満開に咲き乱れているようだった。 ゴッホのメインカラーは黄色だったから、もし彼が秋のイチョウの木を描いていたら、さぞかし迫力のあるものになっただ…

【映画】『フランティック』 ロマン・ポランスキー Frantic

ポランスキーによるハードボイルドサスペンス映画。 主演のハリソン・フォードは外科医という設定なのだが、組織と対決するための戦闘スキルは戦略、戦術、判断力いずれも警察をしのぐ高さで、謎を追いかけて冒険をするパリに現れたインディ・ジョーンズにし…

【映画】『チャイナタウン』 ロマン・ポランスキー Chinatown

ポランスキーが親友のジャック・ニコルソンを念頭に置いて作ったハードボイルドな犯罪映画。1974年の作品であるが、舞台設定は1937年である。雰囲気は少々『グレート・ギャツビー』『ダーティハリー』などに似ているだろうか。最大の見所は1937年アメリカの…

【映画】『オーシャンズ11 』 スティーブン・ソダーバーグ Ocean's Eleven

ソダーバーグというと『トラフィック』『エリン・ブロコビッチ』『チェ』など社会派映画のイメージが強いのだが、これは純然たるエンタテインメント作品である。『スティング』『ミッション・インポッシブル』『ルパン三世』『キャッツ・アイ』を混ぜこぜに…

【映画】『ヒトラー 〜最期の12日間〜』 オリヴァー・ヒルシュビーゲル Der Untergang

ブルーノ・ガンツのキレ芸で高名なヒトラー映画。内容はヒトラー中心だけということはなく、軍人や民間人、ベルリン市街の様子なども描いているのだが、ブルーノ・ガンツのインパクトが強くて、よくパロディ化されるあのシーンがこの映画のイメージを代表し…

【瀕死語】「やっこさん」

小説などに出てくる言葉で、すぐに意味は通じるし、死語になってはいないものの、日常生活ではまず使わないし世代継承もされにくく、死語になってゆきそうだと推定されるものを、「瀕死語」と呼ぼう。 「やっこさん」 [名]《「やつこ」の音変化》1 下僕。…